皆さん、こんにちは。鈴木歯科院長の鈴木直幸です。
おいしく食事をする為に一生自分の歯で噛めることは、誰もが望むことですよね。
では、その維持をしていくのには何が大事でしょうか?
「歯磨きしていれば大丈夫でしょ?」
と、よく言われます。しかしそれだけでは、十分に歯のケアができていると思いません。
あなた自身、歯磨きがしっかりできていると思いますか?
歯周病予防としてまずは、毎日のケアである第一に歯ブラシ。
そして、それでは落としきれない歯垢、歯石を歯科医院で取り除くことが第二の予防と言えます。
つまりスケーリングといわれるものです。これは目で確認できるので除去は比較的簡単にごく一般的に行われます。
ではSRPって聞いたことありますか?
SRPとはscaling root plaining(スケーリング・ルートプレーニング)の略です。
目で確認する事の出来ない歯周ポケット(歯根と歯茎の間に出来る溝)の奥深くの歯の根っこにこびりつく強力な歯石を取る事を言います。
この歯石を歯肉の深い内部に存在するので専門用語で「歯肉縁下歯石」といいます。
これが歯周病を進行させ、歯周組織を破壊する犯人であるのです。
この「歯肉縁下歯石」はピンク色の歯茎の中に存在し色は真っ黒なのです。
吸血ヒルそのものです。気持ち悪くないですか?
最近ケアがしっかりしている人でも口臭が消えなかったり、健康そうな歯茎に見えても検査して初めて発見されるケースが多いです。
歯周病は自覚症状がないまま進行します。
気付いたときには歯がグラグラと揺れ、腫れたり歯ぐきからの出血もしばしば…最終的にはごっそりと歯が抜け落ちてしまいます。
グラグラと揺れに気付く頃には、治療をすること、歯を残すことさえも難しくなります。
検査で「歯肉縁下歯石」が発見されたら、SRPが必要なのです。
SRPは保険治療で行う事が出来ます。
治療時間は全ての歯を一度で行うとすると120~240分かかることになります。
こんな長い時間、口を開けていられませんよね。
苦痛をともないますし、途中で治療中断したい気持ちになりますよね。
ですから当院ではSRPを6ブロックに分けて6回施術します。
1回約30分です。
その後、歯茎が正常になったか3次検査を行う場合があります。
保険治療で行う事が出来ますが、いきなりSRPをすることは厚労省により固く禁じられています。
段階を経なければならないのです。
初診時歯周病検査→除石(スケーリング)→2次歯周病検査→SRPという具合です。
最短で2回以上は通院しないとSRPの施術出来ないのです。
あなたご自身だけのケアで近い将来、一本たりとも歯を失わずに豊かな人生を歩めるでしょうか?
歯周ポケットの内部に付着している歯石や微細な沈着物を、取り除くことで歯周病の進行を少しでも遅らせることができるのです。たったそれだけなのです。
近い将来のためにも、
私達デンタルプロスタッフに任せてみませんか?
治療回数は、人それぞれ異なりますが、SRPを行うことで現在のご自身のお口の状況、ケアの仕方、適切なアドバイス、一本一本の歯牙の状態など詳しくお伝えできることは確かです。
回数は数回かかりますが、保険がききますので患者様負担額は少ないものです。
私達は、一本たりとも歯を失ってほしくありません。
十分にコミュニケーションをとり、未来の健康へのパートナーとなり、一緒にハ(歯)ッピーになって笑顔を絶やさずに人生を歩みたいと思います。
まず、治療の流れを簡単にご説明させて下さい。
根管治療の流れ
1回目 麻酔をして歯の内部にある
神経を引きち ぎって抜きます。
↓
2回目 薬交換のみ(5分程度)
↓
3回目 根の長さを計測(5~15分程度)
↓
4回目 根の内部の掃除(20分程度)↓
5回目 根の空洞を薬で埋めて封鎖し、
レントゲン確認(20分程度)
↓
補綴(上部構造、被せ物の処置)になります。
さらに歯を被せるまでには約3~6回程度通院が必要になります。
(*上記の治療過程には個人差があります。)
お痛みがあったり、出血があったり、滲出液があったりすれば、5回目の治療には進めません。
大変ご不自由をおかけしますが、治療歯で咬んで無理な力をかけると治りが悪くなりますので気をつけて下さい。
足首を捻挫した状態で全力疾走するようなものなので、治療歯を庇っていたわって、出来れば反対側を使うようにしてあげて下さい。
それは、狭い口腔内で唾液などが付かないように乾燥させながら処置し、歯の内部の直径1ミリ程度の穴の入口から治療器具を差し込んで2センチ程の長さを持つ根の管の感染歯質を除去掃除するのです。
つまり、治療部位が直視できないため治療が非常に困難といえます。
最後に
お勧めします。なぜなら、どうして根っこの治療になったかといえば原因のほとんどが虫歯の放置です。そ
れも最初は、ほんの小さな虫歯の穴です。
そのときにもし検診をしていれば虫歯をチェックが出来て、治すとすれば
時間は約2分、費用は約900円(3割負担の場合)、麻酔もしませんし、ほぼ無痛。しかも、1回で済んでしまいます。
つまり神経はとらなくてもよいのです!!
今回、神経の処置をされた患者様はどちらが得策か良く分かるはずです。
鈴木歯科
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